動物好きな友達の話

svelandski2018-07-25

水 旧暦 6 月 13 日 赤口 戊午 九紫火星 Jakob V30 25368 日目

夕方になってから久しぶりに Eva のところへ行った。Eva はスウェーデンに来た時以来の古い友達であるが、このところあまり会ってない。もう一人の人と一緒に二人で田舎暮らしをしてゐる。田舎といっても僕の家から 20 分ほどドライブしたところであるから比較的近い。同居人と Eva とが連絡しあって、今日会ふことになったといふので僕もついて行った。Eva たちは動物と一緒に住んでゐる。犬は1匹しかゐないが、猫は8匹かそこらはゐる。机の上に4匹居るかと思へば、棚の上から別の一匹が思ひがけなくヌッと顔を出したりする。僕は犬語も猫語もできないので、ただ見てるだけなのだが、動物たちはそれなりに納得した様子で共同生活をしてゐる。「鶏も飼ってゐるのよ」さう言へば、どこかでコケコッコーといふ鳴き声が。万国共通の鳴き方だ。広い庭を横切って鶏舎へ案内してもらふと、21羽の鶏が、、、。ハエか何かが渦巻く中で跳ね回る鶏たち。その世話の大変さを想像して僕はもう卒倒しさうになった。副業として養鶏を営むでもない様なのだが、結局、動物が好きなんだらうと思ふ。この他に「前には馬を2頭飼ってゐたのよ」だって。文明社会が破綻した時、サバイバルできるのは間違ひなく Eva の様な人たちだ。猫一匹飼ふでない、花に水をやる事さへしない僕は変な意味で都会派なのかもしれない。知らず知らずのうちに、自分は自己中心的な暮らしをしてゐるのだなと、思ふことしきりであった。