日本の義務教育

svelandski2018-03-08

木 旧暦 1 月 21 日 先負 己亥 六白金星 Siv Internationella kvinnodagen V10 25230 日目

日本といふ国では、貧富の格差がどんどん広がって、今や階級社会に突入してゐるといふ。これから先、その差はさらに広がることも予想される。何とか食ひ止めることはできないのだらうか。僕が密かに思ふ望みは、本当の意味での平等な義務教育が復活したら良いなと思ふことである。今の義務教育はいびつで階級社会の成立を助長してゐる面があると思ふ。小さい頃から子供が格差を感じて育つのは良くない。日本全国どこでも、お金持ちの子も貧乏な家の子もその地区にある同じ学校で机を並べて勉強することで、子供はそれなりに社会を知り、自分の道を探ることができるのではないか。勉強の内容も小学校6年生までは国語と算数だけを重点的にやる。文章の読解力や論理的な思考力の基礎を固めることだけに専念する。反論は色々とあるだらうが、階級ごとに子供が別々に教育されて、やがて不満だらけの不安定な社会が出来上がってしまふよりはよほど良いと思ふ。尖ったエリートが育たずに日本経済は苦しむかもわからないが、それと引き換へに民衆の平均的な力が上がれば、そちらの方が社会にとっては望ましいと思ふ。江戸時代から日本は識字率の高い国であったが、その伝統に立ち返ることがいまの状況を救ふのではないかと思ふ。