漢字の書き順

svelandski2018-08-20

月 旧暦 7 月 10 日 仏滅 甲申 一白水星 Bernhard Bernt V34 25394 日目

この頃、紙に鉛筆で字を写し取ることを時々やるのだが、書き順が分からない。日本人を始めてもうかれこれ 70 年近く経つが、漢字が書けない。書き順は小学生の時に習った筈だが、綺麗に忘れた。出来上がった形が合ってゐれば、人はその文字をどんな順序で書いたかなど、後から見ても分からないのだから、書き順は覚えなくても良いやと、ずっと思ってた。だが、やはり書き順は大事だと、この頃、自分で紙に書いてみて思ふ様になった。物事は全て、最後の出来上がりの形より、その過程にある順番こそが大事だと思ふからだ。簡単な字でも書き順を間違えて覚えてしまった例をいくつかあげると、「上」(短い横棒は添へる様に書かれるので縦棒から書き始めなければならない)、「右」(払ひを書いてから横棒を書くのでその横棒は長めになる)、「有」(これも払ひを先に書く)、同じアルでも「在」は横棒から書き始める。「飛」は右上のちょんちょんを縦棒を書く前に書かないといけない。「虎」のとらかんむりはてっぺんの二画の後に払ひを書いてから長い横棒を書いて先をはねる。(「麻」のまだれは払ひが後)。「病」のやまいだれのちょんちょんは先にまだれを書いた後につける。これらの他に難しい字の例としては「齋」や「鬱」などなかなか難しい。以上、全て間違へて覚えてゐる書き順をこれから少しづつ直していくことが僕の老後のささやかな務めである。